COLUMN活動報告

FEB. 06 2026

良かれ支援について

⚫福祉における「良かれ支援」とは

支援する側が「良かれ」と思って行う支援が、必ずしも相手(利用者)の意向やニーズに合致せず、結果的に徒労に終わったり、自立を妨げたりする可能性のある支援を指すことが多いです。これは、支援者が「できないこと」に注目しがちであり、相手の「強み(ストレングス)」や「自己決定」を尊重しない視点に起因することがあり、真の支援には相手の主体性を尊重し、対等な関係性の中で自立を促す「ストレングス視点」や「エンパワメント」が重要だとされます。

⚫「良かれ支援」の具体例と課題

①過剰な手助け
相手が自分でできることまで先回りして手伝ってしまう(例:衣服の着脱や靴の脱ぎ着等、必要以上に世話を焼く、支援者側が行った方が早い等の理由)。

②一方的な価値観の押し付け
「こうあるべき」という支援者の考えでサービスを提供し、利用者の「したい」を尊重しない。

③「できないこと」への着目
利用者の困難に焦点を当て、それを「治す」「解決する」という視点で支援するが、本人の持つ力を見落とす。

⚫本当の支援へ向かうポイント

①ストレングス(強み)への着目
利用者が「できること」「得意なこと」に注目し、それを伸ばす支援。

②自己決定の尊重
支援はあくまで脇役であり、主役である利用者が自分で決められるよう、情報提供や環境を整える(意思疎通の合理的配慮など)。

③対等な関係性の構築
信頼関係を築き、相互に認め合うことで、期待以上の成果を生み出す。

つまり、「良かれ支援」は「親切心」から生まれるものの、相手の主体性や尊厳、そして「できること」を見過ごすと、かえって相手の成長を阻害してしまう可能性があるため、支援者は常に利用者の視点に立ち、対等な関係で「自立」を促す視点を持つことが求められます。
また、「支援」と「援助」の違いとは
支援は「支え」、援助は「全面的に助ける」ニュアンスがあり、支援はあくまで裏方で主役を支える姿勢が大切であることをおさえておきたいですね。

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